【2020年基準地価発表、コロナの影響は?】
こんにちは、勝美住宅です。
先日、国土交通省から発表された2020年7月1日時点の「基準地価」によると、全国の全用途平均の地価はプラス0.4%(前年0.1%)と3年ぶりの地価下落となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大後、初めての大規模地価調査ということで注目されていましたが、やはり影響がでています。特に大都市圏やインバウンド需要で潤っていた地域での影響が大きいようで、東京や大阪を中心に下落地点が増えています。
気になる兵庫県・住宅地の動きをチェックしてみましょう。
兵庫県全体では住宅地の平均が▲1.1%(前年は▲0.8%)と下落幅が大きくなりました。市町村別では西宮市や尼崎市が下落に転じたほか、地価が上がっている市区でも上昇幅が小さくなっているケースがほとんどです。
地元エリアでは明石市が0.4%の上昇と、前年(0.7%上昇)よりも幅が小さくなったものの上昇を維持しています。神戸市垂水区も同様に0.2%の上昇(前年は0.3%)となりました。一方、姫路市、加古川市、高砂市などでは下落幅が前年よりもやや大きくなる傾向となりました。
ただ、個別の調査地点で見ると、駅に近い場所や再開発の計画がある場所などでは地価上昇が続いているポイントもあります。人気エリアとそうでない場所との2極化が進んでいる状況がうかがえます。
こうした2極化の動きは今後も続くことが予想されます。土地購入を考える際には地価の動きもしっかりと把握しておくことをおすすめします。安い土地だからと、安易に決めてしまうと、その後も下落が続いていくかもしれません。
土地を選ぶ際に、どういうポイントに注意すれば良いのか、不安や迷われることがあれば勝美住宅にお気軽にご相談ください。
兵庫県地価調査についてはこちらに詳細が掲載されていますので、気になる方は個別地点の動きを確認してみてください。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks19/r2tikatyosa.html