【住宅ローン控除の控除率が1%から0.7%へ】
こんにちは、勝美住宅です。
「住宅ローン控除(減税)」控除率が来年4月から0.7%に変更されることになりそうです。
一見メリットが減ってしまうようにも思いますが、実際はどうなのか? 変更点とその影響を考えてみましょう。
「住宅ローン控除」とは、住宅ローンを利用してマイホームを購入した人のための減税制度で、年末の住宅ローン残高の最大1%を原則10年間にわたり所得税・住民税から控除するというもの。
この控除率が、来年度から0.7%に引き下げられ、対象者の所得制限が3000万円から2000万円に変更される予定です。
住宅購入を考える人にとっては減税の恩恵が減ってしまう改正になりますが、一方メリットになる変更も予定されています。
それが減税期間の延長で、新築住宅を対象とした減税期間は10年から13年に延長されます。
住宅ローン減税額は、住民税・所得税の税額から差し引くというものなので、1%という減税額の上限まで使い切ることができるのは多額の税金を納めている人、つまり、それなりの高所得層に限られています。
実際、中間層と呼ばれる年収600万円前後の世帯の場合では、減税枠を使い切れていないケースも多かったのです。
来年度からの変更案では、控除期間の延長が盛り込まれていますので、年収によっては減税額が大きくなるケースも想定されます。
一概にマイナスとなる変更ではない、ということですね。
では、実際に自分の場合はどうなりそうなのか?
ローンの借入額や、その年の所得によっても減税額は変わってきます。疑問や質問がある方は、お気軽にご相談ください。