【2023年、住宅ローン金利はどうなるの?】
みなさん、こんにちは。勝美住宅です。
2022年も残りわずかとなりました。新年を迎える準備はおすみでしょうか?
最近、新聞やニュースなどで「日銀の金融緩和」や「長期金利」、そして「住宅ローン金利」といった言葉を聞かれた方も多いかと思います。
長らく続いていた金融緩和政策が一部修正され、長期金利が上昇する可能性が現実的になったことで、住宅ローン金利への影響が懸念されているのです。2023年にマイホーム実現を! と考える方にとっては気になる動きですよね。
しかし、結論から言うと2023年、住宅ローン金利が大きく上昇する可能性は少なく、影響も限定的になりそうです。
住宅ローンには大きく分けて「固定金利型」と「変動金利型」があり、それぞれの金利決定の仕組みが違っています。
長期金利との連動性が高いのは「固定金利型」で、フラット35がその代表的なローン商品。
長期金利が上昇すれば、その幅に連動して1月からは固定金利型は上昇する可能性が高いでしょう。
一方「変動金利型」は「短期プライムレート」に連動して動いています。
短期プライムレートは日銀の短期金利(政策金利)を基に決められていますが、政策金利はこの先もしばらくは上昇することはないだろうと予測されています。
実際には「変動金利型」は0.3%〜0.5%台の低金利の水準で貸し出しされていることから、住宅ローン利用者の7割以上が「変動金利型」を選択しているという調査結果も出ています(2022年4月、住宅金融支援機構調べ)。
固定型よりも支払額が抑えられることから、変動金利型利用者が伸びているのが現状です。
2023年もこの傾向は続きそうなので、変動金利型を利用するのであればマイホームを購入する際の金利上昇は余り問題にはならないと思われます。ただ、5年、10年といった長い時間軸で考えた時には金利上昇の可能性もありますので、返済計画は余裕を持って組むことが大切になりそうです。住宅ローンや資金計画についても、勝美住宅にお気軽にご相談いただければと思います。
それではみなさま、よいお年をお迎えください。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。